テムレスの防寒手袋はどれ?型番ごとの厚みとインナーの重ね方

売り場やネットの検索結果で並ぶ「防寒テムレス」と「TEMRES 02winter」は、どちらも同じ形をしたゴム手袋の写真で出てきます。ただし公式には、No.282 防寒テムレス(作業用・ブルーとオリーブグリーン)と、TEMRES 02winter(アウトドア向け・ブラックのみ・カフ付き)という別々の商品です。よく見かける「防寒テムレス02」「ブラックテムレス」という呼び方はショーワグローブ株式会社の表記ではなく、ここを取り違えると欲しかったほうが手元に来ません。本記事では、No.282と02winterの違い、カフ付きNo.284の立ち位置、サイズとカラーの展開、公式が禁じている作業までを解説します。

ひやぽかLAB編集部
ひやぽかLAB 編集部は、日々の生活で感じる「暑さ・寒さのちょっとした困りごと」を少しでも解消できるよう、わかりやすい情報発信を心がけている編集チームです。
普段の生活の中で気になったアイテムや話題をリサーチし、できるだけシンプルにまとめてお届けしています。「難しい説明より、まずは何を選べばいいか知りたい」という方に向けて、素材の違い・使い方・選び方のポイントなど、生活者目線で役立つ情報を紹介しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
テムレス防寒手袋の中身は、水を通さないシェルと裏起毛の組み合わせ
ショーワグローブ株式会社が展開している防寒テムレスは、外側に水を通さない素材を使い、内側に起毛の層を持たせた手袋です。No.282 防寒テムレスは公式の製品情報で裏起毛の防寒タイプとして掲載されており、アウトドア向けのTEMRES 01winterは、シェルにポリウレタンを採用したインナー一体型の防寒・防水グローブとして紹介されています。別にインナー手袋を用意しなくても、濡れと冷えの両方を一枚でしのげる構成です。
選ぶときに誤解されやすいのが、耐寒についての表示です。公式が書いているのは「マイナス60℃の環境下でも手袋本体のやわらかさを保ちます」という一文で、これは低温でも素材が硬くならないという意味であって、その気温のなかで手が冷えないという意味ではありません。公式自身が「完全に外気を遮断したり熱の伝導を防ぐものではない」と注記しています。裏起毛のような保温の層は体から出た熱を逃がしにくくするだけで、熱そのものを作るわけではないので、すでに冷えきった手を温め直す使い方には向きません。
同じ構造でも、冬の水仕事なのか除雪なのかで選ぶ型は変わります。場面ごとの当てはめ方は防寒テムレスの水仕事と雪かきでの選び分けで解説しています。
No.282と02winterは別のテムレス防寒手袋
ショーワグローブの防寒タイプは、作業用の「No.+3桁」で呼ぶ並びと、アウトドア向けに別建てされた「TEMRES ○○winter」の並びに分かれています。作業用には No.281 テムレス(防寒なし)、No.282 防寒テムレス、No.284 防寒テムレス カフ、No.406 防寒HOLDが並び、アウトドア向けには01winterと02winterがあり、この2型は2019年9月の発売です。「02」という数字が指しているのは02winterのほうで、No.282ではありません。
| シリーズ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| No.282 防寒テムレス | 裏起毛の防寒タイプ。ブルーとオリーブグリーン、M・L・LL・3L。マレーシア製 | 袖口を絞る必要がない屋外作業で使う人 |
| No.284 防寒テムレス カフ | 絞れるカフ付き。ブルー、オリーブグリーン、ブラックの3色、M・L・LL | 手を下げたり上げたりする姿勢で、袖口からの侵入を抑えたい人 |
| TEMRES 01winter | シェルにポリウレタンを採用したインナー一体型の防寒・防水グローブ | 冬のアウトドアで手袋を一枚にまとめたい人 |
| TEMRES 02winter | バックルとドローコードのカフ付き。ブラックのみ、M・L・LL・3L。マレーシア製 | 雪が入る環境で、袖口をしっかり締めたい人 |
ネット上で「ブラックテムレス」と呼ばれているものは、黒い色のモデルを指した通称です。黒はアウトドア向けの02winterと、作業用ではNo.284のカラー展開に存在するので、黒という手がかりだけでは品番までたどり着けません。注文の前に、No.付きなのかwinter側なのかを見てください。
用途別のテムレス防寒手袋は濡れ方と袖口で選ぶ
雪かきや水を使う屋外作業
水に濡れる前提の作業であれば、裏起毛のNo.282がその範囲です。防水のシェルで水が染みてこないため、軍手やニットの手袋のように濡れて冷たくなる経路がありません。一方で内側は起毛なので、汗をかいたまま長時間使うと乾きにくくなります。同じ水仕事向けでも、台所まわりのように薄手で手の感覚を残したい場面は別の選択肢になるので、裏起毛の防寒ゴム手袋と袖口の長さとあわせて比べてください。
袖口から雪や水が入る姿勢で使う
腕を上げる、雪をかき上げる、かがんで水に手を入れるといった動きでは、手袋の口が広いままだと中へ入ってきます。カフを絞れるのが作業用のNo.284で、アウトドア向けの02winterはバックルとドローコードのカフを備えています。ただし公式は、02winterについて表面は防水でもカフは防水ではないと注記しているので、「完全防水」と考えて水へ突っ込む使い方はできません。
冬のアウトドアで使う
01winterと02winterは、作業用とは別に組まれたアウトドア向けの並びです。インナー一体型で一枚にまとめたいなら01winter、袖口を締める機構が要るなら02winterという分かれ方になります。カラーはどちらも限られており、02winterはブラックのみです。防風や防水の考え方を手袋全般で押さえておきたいときは、防風と防水の違いから見る防寒手袋の選び方で解説しています。
サイズとカラーの展開は、シリーズごとに幅が違う
サイズはNo.282が M・L・LL・3L、No.284が M・L・LL、02winterが M・L・LL・3L という展開です。3Lまであるものと、LLで止まるものが混在しているため、手が大きい人はカフ付きを選ぶ段階で候補が狭まります。カラーは、No.282がブルーとオリーブグリーン、No.284がブルー・オリーブグリーン・ブラック、02winterがブラックのみです。製造国はNo.282と02winterがマレーシアと公式に記載されています。
手の周囲や長さの実寸は商品ページのサイズ欄に出ているので、手持ちの作業手袋と比べる前に、そちらの数値に自分の手を当ててください。インナー手袋を下に重ねる前提ならワンサイズ上げる考え方もありますが、大きすぎると指先に空間ができて、物をつかむ動作がずれます。重ねたときの厚みと指先の収まりについては、インナー手袋を重ねたときの厚みと操作性で解説しています。
公式が使用を禁じている作業と、防水が及ばない箇所
ショーワグローブは、薬品や溶剤を扱う作業、高温物を扱う作業、回転する機械を使う作業、そして電気作業での使用を禁じています。テムレスのシリーズに耐電性はないため、ゴム手袋という見た目から電気工事に流用するのは誤りです。回転機械についても、手袋が巻き込まれる事故につながります。
防水についても範囲があります。02winterは表面が防水でも、カフの部分は防水ではないと公式が注記しています。水の中に手を沈める、袖口から水を浴びるといった使い方では内側まで濡れます。手袋が濡れた状態で冷気にさらされると、裏起毛が水を含んだまま体温を奪う側に回るので、濡らさずに済む使い方を前提に選んでください。
テムレス防寒手袋を買う前に、商品ページで確かめる4か所
まず見るのは品番です。No.が付いていれば作業用の並び、winterが付いていればアウトドア向けの並びで、同じ「テムレス」でもページが分かれています。次にカフの有無で、絞れる機構が要るならNo.284か02winterに絞られます。三つ目がカラーで、黒を探しているならNo.284と02winterのどちらなのかを決めてから買います。最後にサイズで、3Lが必要かどうかで候補が変わります。
取扱いは店舗や時期によって変わるため、実店舗では全シリーズが並ばないこともあります。作業用品の売り場で他社の防寒手袋と見比べる場合は、ワークマンの防寒手袋の型番ごとの防水と厚みの選び分けとあわせて、防水の範囲と裏地の厚みを同じ目線で確認してください。
よくある質問
「ブラックテムレス」という名前の商品はありますか
公式の商品名としては存在しません。黒いモデルを指した通称で、該当するのは作業用のNo.284 防寒テムレス カフのブラックと、アウトドア向けのTEMRES 02winterです。後者はブラックのみの展開なので、黒だけを手がかりに注文すると、カフの機構もサイズ展開も違う側が届くことがあります。
マイナス60℃という表示は、耐寒温度のことですか
違います。公式の記載は「マイナス60℃の環境下でも手袋本体のやわらかさを保ちます」というもので、低温下で素材が硬くならないことを示した一文です。公式はあわせて、完全に外気を遮断したり熱の伝導を防いだりするものではないと明記しています。寒さの感じ方は気温だけでなく風や作業量でも変わるので、温度の数字を保温の保証として読まないでください。
No.282と02winterでは、どちらが暖かいですか
両者を同じ条件で比べた数値は公表されていません。分かっているのは構造と作りの違いで、No.282は裏起毛の作業用の防寒タイプ、02winterはバックルとドローコードのカフを備えたアウトドア向けという位置づけです。暖かさの順位ではなく、袖口を絞る必要があるか、作業用とアウトドア向けのどちらの仕様が合うかで決めてください。
はめたままスマートフォンを操作できますか
公式の製品情報に、画面操作に対応するという記載は見当たりません。指先の導電糸があるかどうかは商品ページの仕様欄で確認してください。手袋のまま操作したい場面が多いなら、導電糸の位置と指先のフィットで解説している対応手袋を別に用意する選び方もあります。
まとめ
テムレス防寒手袋を選ぶときにいちばん影響するのは、作業用のNo.282・No.284と、アウトドア向けの01winter・02winterが別の並びだという点です。そのうえで、袖口を絞る機構が要るかどうか、3Lまでのサイズが必要かどうかを決めれば、候補は自然に1つか2つへ絞られます。耐寒の表示は素材のやわらかさについての説明であり、電気作業や薬品を扱う作業には使えないという前提も忘れないでください。ぜひ本記事のシリーズ比較表と、商品ページで確かめる4か所を参考に、自分の作業内容に合う品番を選んでください。

