ダイワの防寒着はどれ?釣りで冷えにくい防水透湿と浮力の有無

ダイワの公式サイトで防寒レインウェアの一覧を開くと、現行モデルが11型並びます。名前に付くのは「ウィンタースーツ」「ウィンタージャケット」といった似た語で、先頭に GORE-TEX(R) と書かれているか RAINMAX(R) と書かれているか、そして型番の数字が違うだけです。
この2つは防水素材の出どころが別で、GORE-TEX(R) は外部の素材、RAINMAX(R) はダイワが自社で開発した素材です。保温側はさらに別の技術で、水に強い合成中綿の PRIMALOFT(R) や、体から出る遠赤外線を跳ね返す DANROTECH(R) が組み合わされます。本記事では、生地3タイプの見分け方・上下スーツと単品の選び分け・型番末尾の数字の読み方を解説します。

ひやぽかLAB編集部
ひやぽかLAB 編集部は、日々の生活で感じる「暑さ・寒さのちょっとした困りごと」を少しでも解消できるよう、わかりやすい情報発信を心がけている編集チームです。
普段の生活の中で気になったアイテムや話題をリサーチし、できるだけシンプルにまとめてお届けしています。「難しい説明より、まずは何を選べばいいか知りたい」という方に向けて、素材の違い・使い方・選び方のポイントなど、生活者目線で役立つ情報を紹介しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ダイワ防寒着の正体はレインウェアに保温を足した装備
グローブライド株式会社が展開するダイワのウェアは、防寒着が独立した棚にあるわけではありません。公式サイトでの分類は「防寒レインウェア」で、雨風を止める外側と冬の保温を一着で兼ねる作りになっています。釣りは濡れる前提の遊びなので、保温だけを足したジャケットでは水をかぶった時点で用をなさない、という前提で組まれたカテゴリです。
防水の層と保温の層は別々の技術
外側の生地は GORE-TEX(R)、RAINMAX(R)、PU加工のいずれかで、内側の保温材はそれとは別に選ばれています。公式が素材技術として挙げているのは、水に強い合成中綿でダウンに匹敵する保温性があるとする PRIMALOFT(R) と、自分の体から出る遠赤外線を生地が吸収して跳ね返し、体温を利用して快適な温度を保つとする DANROTECH(R) です。どちらも自分で熱を生む仕組みではなく、出た熱を逃がさない、あるいは返す働きなので、冷えきった体を着てから温め直す用途には向きません。中綿と防風・透湿の関係そのものは防寒着の選び方で解説しています。
撥水と防水は同じ意味ではない
ダイワは公式に、撥水は防水ではなく使用により機能が低下する、と注記しています。表面で水を弾く撥水加工は洗濯や摩擦で弱っていくもので、弱ったからといって生地が水を通すとは限りませんが、水をかぶり続ける釣りでは表面が濡れて重くなります。商品ページで防水と書かれているのか撥水と書かれているのかは、別の話として読み分けてください。
浮力の有無は公式の一覧では確認できない
釣り用のウェアには、浮力材を入れて落水したときに体が浮くようにした製品があります。ダイワの防寒レインウェアについて、公式の一覧で確認できたのは現行11型の型番・名称・使われている素材技術までで、浮力材が入っているかどうかの表示はありませんでした。浮力の有無は各製品ページの仕様欄か、製品に付いているタグで確かめてください。店頭で選ぶなら、浮力材入りかどうかを販売店に確認するのが確実です。
浮力材と保温材を同じものとして読まないでください。どちらも空気を含む層ですが、浮力材は水に浮かせるために入っているもので、中綿の量や暖かさとは別の話です。浮力材入りと書かれている製品でも、国の基準を満たしたライフジャケットとして認められているかどうかはさらに別の表示になります。小型船舶に乗る釣りでは、ウェア側の浮力とは切り離してライフジャケットの扱いを確認してください。
生地3タイプで分かれるダイワ防寒着の違い
現行11型を分けるいちばん大きな違いが、外側の生地です。公式が説明している内容をそのまま並べると、次のようになります。
| 生地 | 公式の説明 | 選ぶ理由になる条件 |
|---|---|---|
| GORE-TEX(R) | ラボテストに裏付けられた高い防水性と、衣服内の蒸れを排出する透湿性 | 雨や波を受ける時間が長く、内側の蒸れも避けたい釣り |
| RAINMAX(R) | 衣服内の蒸れを外に逃がしつつ、雨風を防ぐために開発されたダイワ独自の素材 | 防水と透湿は欲しいうえで、スーツ型の選択肢を広く見たい場合 |
| PU加工(DW-6026のみ) | 公式の素材技術のページに項目が無い | 生地の性格を公表情報から説明できないため、各製品ページの表記を直接確認する |
GORE-TEX(R) は他社も使う外部素材で、RAINMAX(R) はダイワ独自の素材です。この2つを同じものとして扱うと、同じ「防水透湿」でも性能の裏付けの出どころが違うことを見落とします。なお各製品の耐水圧と透湿度の数値は公式の一覧から確認できなかったため、本記事では数値を挙げません。化繊中綿が濡れに強いという話はダウンと化繊の濡れへの強さの違いで解説しています。
ダイワ防寒着の現行11型は上下8型と単品3型
型番の頭文字が共通なので一覧では区別しにくいのですが、11型は上下セットのスーツと、ジャケット・パンツを別々に買う単品に分かれます。
| 型番と名称 | 生地 | 形 |
|---|---|---|
| DW-1024T GORE-TEX トーナメントウィンターサーモスーツ | GORE-TEX(R) | 上下スーツ |
| DW-1126 GORE-TEX ウィンターサーモスーツ | GORE-TEX(R) | 上下スーツ |
| DW-1826 GORE-TEX コンビアップウィンタースーツ | GORE-TEX(R) | 上下スーツ |
| DW-1926 GORE-TEX バーサタイルウィンタースーツ | GORE-TEX(R) | 上下スーツ |
| DW-1725J GORE-TEX エクストラロフトウィンタージャケット | GORE-TEX(R) | ジャケット単品 |
| DW-1725P GORE-TEX エクストラロフトウィンターパンツ | GORE-TEX(R) | パンツ単品 |
| DW-1625P GORE-TEX エクストラロフトダブルニービブ | GORE-TEX(R) | 胸当て付きパンツ単品 |
| DW-3226 RAINMAX(R)アングラーズウィンタースーツ | RAINMAX(R) | 上下スーツ |
| DW-3426 RAINMAX(R)ハイロフトウインタースーツ | RAINMAX(R) | 上下スーツ |
| DW-3526 RAINMAX(R)ウインタースーツ | RAINMAX(R) | 上下スーツ |
| DW-6026 PUオーシャンウィンタースーツ | PU加工 | 上下スーツ |
単品3型はいずれも GORE-TEX(R) で、上と下を同じ厚みにしなくてよいのが形の上での違いです。上下スーツは8型あり、そのうち GORE-TEX(R) が4型、RAINMAX(R) が3型、PU加工が1型という内訳になっています。
ダイワ防寒着を釣り方別に選び分けるコツ
公表されている情報から判断できるのは、生地のタイプと形の2点です。この2点を釣り方に当てはめます。
水をかぶる時間が長い船上
波しぶきを受け続ける環境では、保温より先に、外側が水を通すかどうかで寒さが決まります。GORE-TEX(R) か RAINMAX(R) の防水透湿素材を使ったスーツ型が、この条件に噛み合う範囲です。濡れた中綿は空気の層を失って保温が落ちるため、外側で水を止める構成かどうかを先に見てください。
上と下で必要な厚みが違う釣り
岸から歩いて移動する場合、上半身は動いて熱が出る一方、下半身は風にさらされ続けます。上下スーツだと厚みを揃える前提になりますが、DW-1725J のジャケットと DW-1725P のパンツ、あるいは DW-1625P の胸当て付きパンツを組み合わせれば、上下を別の厚みで組めます。下半身側の生地と中綿の見方は防寒パンツの選び方で解説しています。
しゃがむ・またぐ動きが多い場面
胸当て付きパンツは腰から上を覆うぶん、前かがみになっても背中が出にくい形です。反対に、着脱の回数が多い日や車の乗り降りが多い日は、腰で留めるパンツのほうが手数が減ります。可動域の確保という点では、作業用のつなぎを選ぶときの考え方が近く、防寒つなぎの可動域と中綿の厚みで解説しています。
型番末尾の2桁はモデルイヤー、表記ゆれにも注意
DW-1126、DW-3526、DW-6026のように数字で終わる型番は、末尾2桁がモデルイヤーを示します。26なら2026年モデルです。通販の検索結果には年式の違うモデルが混ざって並ぶので、同じ名前の製品が複数出てきたときは型番の数字で年式を見分けてください。本記事で挙げた11型は公式の現行一覧にあるもので、ここに無い旧年式は現行品ではありません。
もうひとつ、公式の製品名に表記ゆれがあります。GORE-TEX(R) 系と RAINMAX(R)アングラーズは「ウィンター」ですが、DW-3426 と DW-3526 は小さい「ィ」の無い「ウインター」です。検索で片方しか引っかからないときは、もう片方の綴りでも試してください。
なお、サイズ展開とカラー、各製品の耐水圧・透湿度は公式の一覧から確認できませんでした。防寒着は下にインナーを重ねる前提になるため、表記が平置き寸法なのか胴まわり一周なのかを含め、購入前に各製品ページの採寸表で確認してください。また取扱いは販売店や時期によって変わります(2026年10月時点)。
ダイワの防寒着を買う前に確認する4点
商品ページで見る箇所を絞ると、次の4つになります。
- 外側の生地が GORE-TEX(R) か RAINMAX(R) か PU加工か(名称の先頭に書かれています)
- 防水と書かれているか、撥水と書かれているか
- 中綿に PRIMALOFT(R) や DANROTECH(R) の記載があるか
- 上下スーツか、ジャケット・パンツ単品か
この4つを押さえれば、11型のどれが自分の釣り方に合うかは絞り込めます。手のひらや座面の滑りにくさを扱う素材として、ダイワは濡れてもグリップ力が高いナノフロント(R) や、ゴムとチタン合金フィルムとジャージを重ねた5層構造で水による冷えを防ぐタイタニュームαも公表しているので、該当する記載があれば併せて確認する価値があります。釣り以外の屋外作業でも使えるものを探しているなら、作業向けの中綿ウェアと比べることになり、バートルの防寒着の中綿と防風の守備範囲で解説しています。
よくある質問
GORE-TEX(R) と RAINMAX(R) はどちらを選べばいいですか
公式の説明ではどちらも防水と透湿をうたっており、数値での比較材料は公開情報から確認できませんでした。違いとしてはっきりしているのは、GORE-TEX(R) が外部素材で、RAINMAX(R) がダイワ独自の素材という点です。現行では単品のジャケット・パンツ・胸当て付きパンツがすべて GORE-TEX(R) なので、上下を別々に組みたい場合は選択肢が GORE-TEX(R) 側に限られます。
「ウィンタースーツ」と「ウインタースーツ」は別の製品ですか
公式の製品名の表記が揃っていないだけで、どちらもダイワの現行品です。DW-3426 と DW-3526 が「ウインター」、ほかは「ウィンター」と表記されています。通販サイトで型番まで確認すれば取り違えを防げます。
防寒レインウェアの中に、ヒーターの入った電熱モデルはありますか
公式の防寒レインウェアの現行一覧からは、電熱を使うモデルは確認できませんでした。挙がっている素材技術も、中綿による保温と遠赤外線の反射で、電源を使わないタイプのものです。
防寒レインウェアだけで真冬の釣りに足りますか
外側で風と水を止めるウェアなので、内側の重ね方で暖かさは変わります。保温材は自分で熱を生むわけではなく、体から出た熱を逃がしにくくする仕組みです。そのため、下に着るインナーの厚みと、動きの少ない釣りか歩き回る釣りかで必要な量が変わります。
グローブやブーツもダイワの防寒レインウェアと同じ素材ですか
防寒グローブやブーツ、インナー類の仕様は今回の公式の防寒レインウェア一覧からは確認できませんでした。ナノフロント(R) やタイタニュームαといった素材はダイワが公表しているものですが、どの小物に使われているかは各製品ページで確認してください。
まとめ
ダイワの防寒着は、公式では防寒レインウェアという釣り向けのカテゴリにまとまっていて、現行は11型です。選び分けは、外側が GORE-TEX(R) か RAINMAX(R) か PU加工かという生地のタイプと、上下スーツ8型か単品3型かという形、この2点でほぼ絞れます。中綿の PRIMALOFT(R) と遠赤外線を返す DANROTECH(R) はどちらも熱を生む仕組みではないため、インナーの厚みとセットで考えてください。
型番末尾の2桁はモデルイヤーなので、通販で年式が混ざったときの見分けにも使えます。ぜひ本記事の生地3タイプの表と現行11型の一覧を参考に、自分の釣り方に合う一着を選んでください。

